平成最後となる「統一地方選」のトップを切って、 11の都道府県の知事選が21日に告示された。 全国主要メディアが一斉に報じている。なかでも、 注目されるのは全国でも唯一、 与野党が真っ向から対決する構図となった北海道知事選だ。
争点は中央と地方の関係やJR北海道の路線見直し、 急激に進む人口減対策などが挙げられるが、 国内外のIR関係者にとって切実なのがIR誘致の是非だ。
自民、公明両党が推薦する前夕張市長の鈴木直道氏(38)は「 長所短所を勘案し、総合的に判断する」と述べる一方、 野党5党が推薦する石川知裕元衆院議員(45) は反対の姿勢を示している。
苫小牧市を軸とするIR誘致はどうなるのか。人口減を食い止め、 地域に賑わいをもたらすアイデアとしては悪くない気もする。
IRに関係する自治体の知事選は他に神奈川県、大阪府もあるが、 注目はやはり北海道。命運を握る投開票は4月7日だ。