大阪・夢洲へのIR誘致を進めている大阪府と大阪市は14日、市内で「知る、分かる、考える、統合型リゾート(IR)セミナー」を開催。約200人が参加した。
9回目となった今回のセミナーではまず、IR推進局が「大阪IR基本構想」をもとに、IRがもたらすプラス効果や懸念事項の最小化に向けた取り組みを報告。また女性やファミリー層へ向けたパンフレットを作製し「IRができたらこうなる」と分かりやすく説明し、理解を求めていく考えだ。
また東條秀彦・大阪観光局MICE専門官が「経済活性化の装置としてのMICE産業」と題して講演。今後、大阪は今年だけでも「G20」「ラグビーW杯」「ツーリズムEXPO」を控え、25年の「大阪・関西万博」までMICE事業関連スケジュールがめじろ押しであると指摘。「MICEは伸びゆく産業で潜在能力を秘めている。アジアのライバル都市に奪われないように、受け皿である大阪がレベルアップし、力をつけなければならない」と力説した。
次回のセミナーは5月を予定している。