フィリピンの不動産投資会社、ベル・コーポレーションが、シティー オブ ドリームス マニラからの収益分配の大幅上昇を背景に、2018年、前年比6%増となる85億比ペソ(約183億円)という過去最高の収益を報告した。
ベルでは昨年、同社のゲーミング子会社、プレミアム・レジャー(PLC)を通じたシティー オブ ドリームス マニラからのゲーミング収益分配が2017年の26億比ペソから32億比ペソ(約69億円)へと23%増加した。
同社では、2018年の不動産部門からの収益も9%増の34億比ペソとなり、そのうちの24億比ペソがシティー オブ ドリームス マニラを構成する土地と建物のメルコリゾーツ&エンターテインメント(フィリピン)へのリースから発生したものであった。
2018年のベルの連結純収益は8%減の32億比ペソに落ち込んだが、発表の中で同社は、非中核投資資産の売却によるキャピタルゲインと特別損失項目を除くと、同社の2018年の経常純収益36億比ペソは2017年の33億比ペソよりも10%高い数字になったと付け加えた。
ベルは、2018年の収益及び経常純収益の両方が過去最高の水準であったことを追加で述べた。