万博とIRで注目度を増している大阪ベイエリアに新たな観光スポットが26日、オープンした。関西最大級の温泉テーマパーク「空庭温泉(そらにわおんせん)OSAKA BAY TOWER」(大阪市港区)がそれだ。
約5000坪の館内は絢爛豪華な安土桃山時代のテイストが再現され、天然温泉、岩盤浴などが楽しめ、立ち飲み、割烹などの飲食店も入る。
周辺には人気のユニバーサル・スタジオ・ジャパンや海遊館、天保山があり、大阪・関西万博やIR候補地の夢洲にも近い。
施設は大阪メトロ「弁天町駅」と直結しており、大阪の中心部、梅田駅からも15分とアクセスは抜群だ。ただ、2017年に閉鎖されたインドアプール「POOLS」があった場所でもあり、いわゆる”負の遺産”でもある。
この21日には吉村洋文・大阪市長が訪問し「弁天町はベイエリアの玄関口。大阪万博までにIRを夢洲に誘致する。投資規模は1兆円。これまで大阪の中心地と言えば、キタ(梅田)とミナミ(難波・心斎橋)だったが、これからは東西に力を入れる。西は大阪ベイエリアで、東は大阪城公園」と話している。
この施設を運営する「大阪ベイタワー合同会社」の関係者も「このエリアは今後、間違いなく発展していく。家族連れはもちろん、インバウンド客にも、このテーマパークを楽しんでもらい、負の遺産をプラスに転じたい」と意気込んでいた。初年度の来場者目標は60万人。
▼入館料 大人平日2400円、土日祝2600円 小人平日1200円、土日祝1300円(消費税・入湯税別)