メルコリゾーツ&エンターテインメントは、スタジオシティフェーズ2にゲーミングを含めることに関してその態度を変え、このマカオの統合型リゾートでこれから行われる拡張計画の一部に新しいゲーミングスペースが計画されていることを明かした。
ゲーミングの追加は、水曜日に行われた18年第4四半期の決算報告でメルコの会長兼CEOのローレンス・ホー氏が報告のついでに言及したもので、ホー氏は「スタジオシティの更なる拡張では、2つのホテルタワー、ウォーターパーク、映画館そして追加のゲーミングスペースが作られる予定だ」と述べた。
ホー氏は以前、フェーズ2は非ゲーミング施設のみとなると主張し、昨年6月シティー オブ ドリームスのモーフィアスの開業の際にメディアに対して、「フェーズ1にあるゲーミングエリアで十分だ。我々が希望すればスロットマシンの追加も可能だが、フェーズ2のビジネスモデルは少し違うものにする必要がある。ゲーミングニーズはすでにフェーズ1に収容できている。
当社はずっと、モーフィアスで証明した通り、非ゲーミング施設を重要視してきた。だからフェーズ2は他の種類のエンターテインメントに重点を置く予定をしている。フェーズ2は、フェーズ1をどう補完できるかということだ」と語っていた。
ホー氏は今週の心変わりの裏にある理由を詳しく語りはしなかったが、メルコが2020年1月からスタジオシティでのVIPゲーミングの提供を終了するという最近の発表に関連している可能性が高い。同施設の46のVIPテーブルは代わりに主力であるマカオのIR、シティー オブ ドリームスに移動されると予測されている。
「あのテーブルは来年1月に復帰する。だからその時にメルコ施設全体の相対パフォーマンスを評価して、最適化に関する決定を行う」とホー氏は水曜に説明した。
「それがVIPテーブルに関する決定がどういうものであったのかについての全てだ。単にメルコのポートフォリオ全体でのパフォーマンスを最適化することだが、その決定はあのテーブルが復帰する時期に近づいてから行う予定をしている」