ゲンティン・マレーシアは、ラスベガス・ストリップに隣接するウィン・リゾーツとの和解契約の一環として、40億米ドル規模の統合型リゾート、リゾート・ワールド・ラスベガスのデザインに多くの変更を行うことに同意した。
共同声明の中で両社は、リゾート・ワールド・ラスベガスのデザインに関するトレードドレスと著作権侵害の申し立てを巡る対立において和解合意に達したことを宣言した。
ウィン側が最初に訴訟を起こしたのは2018年12月21日で、「 実質的に類似した建築デザインとトレードドレス」であると主張した。
和解についてコメントする中で、ゲンティンの広報&開発部門シニア・バイス・プレジデントのマイケル・レヴォフ氏は、「ゲンティンのリゾート・ワールド・ラスベガスプロジェクトは次世代統合型リゾートの出発点であり、プロジェクトの美学が将来的に重要な役割を担います。
当社はウィンのデザインとの間には違いがあったということを信じており、アンコールは一度それを完全に認めた一方で、ウィン側とさらなる議論と熟考を重ね、我々はデザインチームに2つのプロジェクトを明確に差別化する複数の変更を行うことを指示しました。
この相互にとって有益な和解によって、ゲンティンは費用とプロジェクト全体のタイムラインへの影響を最小限に抑えながらリゾート・ワールド・ラスベガスの開発を継続することができます」と語った。
ウィン・リゾーツの最高コミュニケーション責任者であるマイケル・ウィーバー氏は以下のようにコメントしている。「ウィン・リゾーツの世界的に知られる象徴的な建築とデザインは、我々のブランドの評価を最高レベルに築き上げてくれたものの一つです。
リゾート・ワールド・ラスベガスの当初のデザインには、ラスベガス、マカオそしてボストンにある当社のリゾートと類似性を持つ要素がありました。ゲンティンによって提示された新しいデザイン変更が、当社が表明した類似性への懸念を解決してくれるでしょう」