水曜、ゲーミング・オペレーターで前立法議員の陳明金氏は、マカオ政府から金蓮花名誉勲章を授与された。公式発表によると、賞は「マカオ特別行政区のイメージと評価に多大な貢献をした個人または団体」に贈られるという。
陳氏はゴールデン・ドラゴン・グループを率いるマカオの著名な事業家で、ゴールデン・ドラゴンカジノや、昨年20億香港ドルで取得しポートフォリオに新たに追加されたラン・カウイ・フォン・ホテルなど複数のゲーミング施設を経営する。
事業家としての活動とは別に、陳氏は政治家としての実績でも名を知られている。立法議員としての3期の期間中、陳氏はマカオでもっとも重要な政治家の一人であった。しかしながら、2013年地方選挙で勝利した後、陳氏は2017年のマカオ立法会の選挙で4期目には出馬する意思がないことを発表した。
その理由は、マカオ当局が7つ目のIRオペレーターに扉を開く決定を下した場合、陳氏がマカオのゲーミングライセンスにふさわしい候補者であると強く推されたためだ。
2013年のマカオ立法会で最大得票数を獲得した候補者としての彼の地位、中国の中央政府とのつながり、そしてマカオで大きな力を持つ福建省コミュニティへの影響力が、過去10年間のマカオの発展において陳氏を重要人物に位置付けた。
2018年、IAGのアジアンゲーミングパワー50で46位にランクインした陳氏は、マカオで最も裕福な人物の一人、そして最も広い土地の所有者の一人としても有名だ。