マカオの警察幹部がゲーミング監察協調局(DICJ)の代表者と会い、先週ギャラクシー・マカオの外で起こった警察官による威嚇射撃事件を受けて警察官と民間のカジノ警備員の間での連携を改善する方法について話し合った。
威嚇射撃は、先週木曜の夜、ギャラクシー・マカオの入り口近くで禁止区域での喫煙を止めることを拒んだ3人の中国人男性とのもみ合いの中で起こった。
マカオの黃少澤(ワン・シオ・チャック)保安局局長によると、会合は同様の事件が再度発生することを防止する目的で行われた。着手予定の新たな取り組みの中には、警察官への攻撃など不測の事態への組織全体としての対応力や、警察官が援護を要請する際の警察内部での手続きの見直しが含まれる予定だ。
黃局長は、警察官は武器を抜いて発砲する場合には、厳格なガイドラインに従う必要があると付け加えた。とりわけ、先週の事件は2007年以降で初めてのマカオの警察官による発砲であった。
考慮されている対策の中には、必要時に違反者を取り押さえるための武器に代わる選択肢として警察官に適切なスプレーを装備させるというものがある。
黃氏はまた、威嚇射撃を行った警察官が事故から精神的に回復するために一時的に後方支援チームへと移動したことも明かしたが、このような状況下では警察官の行動は必要だったとすぐに擁護した。
捜査は進行中だ。