シンガポールでは13の娯楽アトラクションに営業再開の許可が下され、その中に含まれるマリーナベイ・サンズ(MBS)とリゾートワールド・セントーサ(RWS)のカジノが、今週水曜の7月1日に営業を再開する。
通商産業省とシンガポール政府観光局は日曜、再開提案を慎重に評価した結果、同施設に許可を与えたと発表した。
しかしながら、営業は、通常の受け入れ能力の25%を超えないよう制限される予定で、厳しい衛生・安全対策の実施が条件となる。
日曜遅くのプレスリリースの中で、マリーナベイ・サンズは、カジノへの入場を、サンズ・リワード・クラブメンバーでゴールド以上のランクを保有している人と、1年間有効な入場税パスを持つ人に限定すると述べた。
MBSは、「当カジノは厳格な安全管理対策にも従う。 各ゲーミングテーブルでの客数の上限を設け、電子ゲーミング機およびスロットの座席は少なくとも1メートルの間隔をあけて設置される。安全距離確保大使(Safe Distancing Ambassadors)が配置され、傍観者がいないようチェックする。
顧客対応の従業員はマスクとフェイスシールドを着用し、ゲーミングテーブルでのシフトの前後には手指を消毒する」と述べた。
MBSは1千人以上のスタッフに安全距離確保の役割に就くための研修を行なったとも述べており、アートサイエンス・ミュージアムおよびサンズ・スカイパークも再開される。
リゾートワールド・セントーサは、7月1日からカジノとユニバーサル・スタジオ・ シンガポールを再開し、7月4日からシー・アクアリウムを再開する。
一部のカジノ営業の再開は、シンガポールが新型コロナウイルスによる制限緩和の第2フェーズに入ってから約2週間が経った後のことで、MBSとRWSの両方が一部の小売および飲食店を再開する。
どちらも、4月初頭に全営業を停止した。
これら2つのIRの施設の他に、今週一部営業の再開を許可された娯楽施設には、シンガポール動物園、マダム・タッソー館、BOUNCE、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ1のフラワードーム、ジュロンバードパーク、リバーサファリおよびゼロレイテンシーなどがある。