最高経営責任者
マカオ・スロット株式会社
パワースコア: 565
昨年の順位: 50
評価理由
- マカオで唯一認定されたスポーツベッティング事業者を監督
STDMのカジノ王スタンレー・ホー(何鴻燊)氏の下で1980年半ばに設立されたマカオ・スロット株式会社はマカオで唯一スポーツベッティングのコンセ ッションを所有している。
ただ、事実それはどのくらいの期間続くかは不明だ。今年、マカオ政府がマカオ・スロットのコンセッションを2024年6月まで3年間延長したと発表したが、独占的ではなくなった。スポーツベッティングはカジノ経済を多様化する策の一つであると長く言われてきた中、これは進化し続けるマカオのゲーミング業において著しい変化であり、その狙いはマカオのスポーツベッティング業界の自由化である。
同社は今のところまだ(競馬を除いて)オンラインギャンブリングを提供する唯一のマカオ会社であるという事実をもってCEOのスティーブン・ホー氏は力を得るだろう。
マカオ・スロットは、1998年にサッカーのスポーツベッティングの取引権をマカオで唯一獲得し、2年後にはバスケットボールも追加した。2002年マカオのSAR政府が複数のカジノ事業者にコンセッションを分配した際、マカオ・スロットはマカオで唯一スポーツベッティングのコンセッション保有者となった。
しかし、スポーツベッティングもコロナ禍で影響を受けている。ゲーミング監察協調局の情報によると、2020年にインスタントロトやスポーツベッティング事業の粗収益は約5億4,300万パタカ(約77億4,000万円)となった。