フィリピンの統合型リゾート、ソレアリゾート&カジノは、継続的に実施している新型コロナウイルスの健康・安全プログラムの一環として、登録スタッフ全員へのワクチン接種を完了させた。現在はその家族への接種の準備を進めているという。
この取り組みは、エンリケ・ラゾン・ジュニア会長兼CEOが所有する世界的な港湾会社であるインターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービス(ICTSI)との提携のもと、ソレアのシアターの一部を予防接種センターに改装し、2021年6月28日よりドライブスルーとその場での接種を可能にしたもの。
各スタッフとその扶養家族5名にモデルナ製ワクチンが無料で提供され、ソレアの従業員へのワクチン接種が完了した。現在は、扶養家族の初回接種の予約を受け付けている。
「Solaire Is Safe For You(ソレアは安全)」キャンペーンで強調しているように、厳格な健康および安全プロトコルと連携したワクチン接種の実施が、「公共セクターが民間セクターの支援を最も必要としている時に、社会的責任を果たす行為だ」と同社は述べている。
同社のワクチン接種が順調に進んでいることを受け、他のエンターテインメント・シティの統合型リゾートも今週、従業員への無料のワクチン接種計画を発表。オカダ マニラとシティー・オブ・ドリームス・マニラは今月中にキャンペーンを開始して、21年第4四半期までに全従業員へのワクチン接種を終わらせる予定。リゾートワールド・マニラは、接種プログラムが順調に進んでいると述べている。
これらの取り組みは、フィリピンが感染力の高いデルタ型の感染拡大を防ぐために、8月6日(金)から2週間、最も厳格な強化されたコミュニティ隔離措置(ECQ)の再実施の準備を受けたものである。