香港に上場するインターナショナル・エンターテインメント(IEC)は、会長であるスタンレー・チョイ氏が発行済株式の18.99%にあたる2億6,000万株を、IECの最高執行責任者、ホー・ウォン・メン(Ho Wong Meng)氏に売却したことを発表した。
今回の取引によって、チョイ氏が100%保有するブライトン・パス(Brighten Path Limited)は、総額2億2,880万香港ドル(約32億円)で、出資比率を55.82%から36.83%に引き下げることになる。
2020年9月にIECのCEOに就任したホー氏は、フィリピンのゲーミング中心地クラークにあるホテル ストーツェンバーグおよびフォーチュンゲートカジノを所有するフロンティア キャピタル グループの会長も務めている。
今回の取引の理由は明かされていない。
ハイステークスポーカー選手として有名なチョイ氏は、2017年にIECを初めて取得し、その直後に、スターズ・グループとの間で、マカオ、日本、韓国、ベトナム、シンガポール、マレーシアそしてカンボジアといったアジア諸国で、ランドベースライブイベントやポーカールームにポーカースターズブランドの使用許可を与えるための契約を締結したことを発表した。
同社は主な収益源はニュー コースト ホテル マニラで、PAGCORに対してカジノ及び関連ゲーミング機器をリースしている。
現在、ニュー コースト ホテル マニラを統合型リゾート式の施設へと開発する計画をしており、昨年すでにフィリピンのゲーミング規制当局であるPAGCORから暫定ライセンスを付与されている。