ブルームベリー・リゾーツ・コーポレーションは、2020年1-3月期、フィリピンへの渡航制限と、旗艦施設であるソレアリゾート&カジノの3月半ばからの営業停止の影響で、連結純売上高が13%減の94億比ペソ(約200億円)、純利益は38%減の14億比ペソ(約30億円)となったことを報告した。
20年第1四半期、ソレアでは、ゲーミング粗収益が10%減の122億比ペソ(約259億円)、VIP部門の取扱高が18.9%減の1,508億3,000万比ペソ(約3,204億円)、収益は20.9%減の47億3,000万比ペソ(約100億円)となるなど苦戦を強いられた。
マステーブル・ドロップ(掛け金総額)は14.6%減の97.1億比ペソ(約206億円)となったが、高いウィンレートに助けられ、収益は39.3億比ペソ(約83.5億円)と前年比で1.7%減少しただけとなった。スロットマシン収益は2.3%減の35億6,000万比ペソ(約75.6億円)だった。
ソレア・コリアのチェジュ サンでは、3月6日に段階的な営業停止が始まり、3月21日までに全営業が停止されたことで、第1四半期、ゲーミング粗収益は9,310万比ペソ(約1.9億円)へと63%減少した。
ブルームベリーのエンリケ・K・ラソン・ジュニア会長兼CEOは、「当社の第1四半期実績は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行から大きな影響を受けている。
世界の経済活動および旅行が劇的に鈍化し、同時にフィリピン政府による強化されたコミュニティ隔離(Enhanced Community Quarantine)によってソレアのゲーミング営業は一時停止に追い込まれた。
我々は、隔離が解除され次第ゲーミング部門を再開できるのを楽しみにしている。当社の常連客、顧客そして従業員が『ニューノーマル』に順応するにつれて、ゆっくりと回復していくと予測している。 今のところ、当社社員は、ソレアでの安全な労働およびレクリエーション環境を維持するための総合計画の一環として定期検査を受けている。
ブルームベリーは、新型コロナウイルスに打ち勝つために政府とPAGCORの指示に従い団結する。ソレアの再オープンのために、慎重かつ責任ある形で策定された手順は、パンデミック後の安全な経済に向けて進んでいく際に大きく役立つことだろう」と述べた。