ワールドポーカーツアー(WPT)は、新型コロナウイルス当該地域での感染拡大の混乱を受け、今後3カ月間、アジア太平洋地域のイベントをすべて中止または延期を決めた。
この決定により、3月13日から22日に予定されていた来月のWPTベトナムは中止となり、WPT台湾は3月下旬から5月中旬に日程を再調整している。WPTはすでに、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が中国本土、マカオ、香港や台湾からフィリピンへの入国禁止措置を講じた後、14日に開始されたWPTフィリピンのメインイベントの保証額を2,000万比ペソ(約4,337万円)から1,200万比ペソへ減額することを余儀なくされていた。
WPTライブイベント専門家のダニー・マクドナウ氏は、Facebookページの声明で変更を発表し、次のように述べている。 「先週、我々はこのアジア地域でのホスティングイベントを取り巻く不透明な現状を考慮に入れつつ、今後のイベントについて慎重に考えた。コロナウイルスの感染状況が明らかになり、イベントの安全性が確保できるまで、今後3カ月間、WPTがアジアでのイベントを一時的に中断することが最善であるという結論に達した。
したがって、2回目のシーズンXVIII WPTベトナムを中止し、初開催イベントとなるWPT台湾を5月14日から24日に延期とする。そしてそれがアジア太平洋地域のプレイヤーオブザイヤーにカウントされるシーズンXVIIIの最終イベントとなるだろう。
我々の今の計画に対してプレイヤーにある程度の保証を与える方が良いと感じているので、我々のこの決定に再びあなたの理解を求めている」
WPTの第18シーズンは、WPTが「アジアスイング」と称した大幅な事業拡大イベントとして世界的に有名であり、ベトナム、日本、韓国、オーストラリア、インド、カンボジアでの開催に続くシーズン期間中に開催される9つのイベントの7番目がWPTフィリピンとなる。