アジアのカジノ事業者、マカオ・レジェンド・ディべロップメントが、現在のポートフォリオをさらにラオスの中で、そして可能性としてカンボジアやベトナムで拡大することを目指していると同社の執行役員、シェルドン・トレイナー氏が明かした。
マカオ・レジェンドは、フェーズ2開発のために2016年に4,200万米ドル(約46億2,224万円)で購入したラオスのサワンナケートにある同社のサヴァン リゾーツ施設用地を現在準備しており、トレイナー氏は火曜、G2Eアジアで報道陣に対して、同社が「ラオスであと2つほど営業するために政府と交渉中であり、同地でさらに拡大する方法を真剣に模索している。個別の施設になる予定で、それがどう展開するかを見ていくつもりだ。今ある施設で満足はしているが、もしさらなる拡大の可能性があるのなら、関心がある」と語った。
マカオ・レジェンドは以前、ラオスでさらに5億米ドルまで投資したい考えであることを述べており、購入後すでにサヴァン・リゾーツの大規模再開発に着手している。トレイナー氏は、2020年のどこかのタイミングで開始が予定されているフェーズ2開発には、40のVIPスイート、新しいゲーミング、「トップゴルフ(TOPGOLF)に似た」ゴルフ施設を持つエンターテインメントセンター、そして「本当に質の高い」他の非ゲーミング施設が含まれていることを付け加えた。
同氏は、「ウィンの水準にはならないが、マカオのMGMやメルコの水準にはなるだろう」と説明した。
トレイナー氏は、同社が現在カンボジアのシェムリアップ近郊の土地購入を実行しており、更なる機会についてベトナム市場を調査していることも明かした。
カンボジアで、トレーナー氏は、「非常に大きな一塊の土地。東南アジアでは土地集積は容易ではないが、シェムリアップには新空港が建設される予定で、我々はその近くに位置する。立地条件は良い」と説明した。
同氏は、「同地への関心を初めて表明した時、シェムリアップにはゲーミングがないと言った人がいた。しかしアンコールワットから50kmの位置にある。シェムリアップの観光業は全体的に好調だと思う。その計画をカジノ無しで進めることができる。もしカジノがあるなら、それもいい。しかし他の場所でも施設を手に入れることができるだろう。カンボジアには140のカジノがあり、明日には150になる」
マカオ・レジェンドはマカオ・フィッシャーマンズワーフ地区を所有・運営しており、その中にはレジェンド・パレスとバビロンカジノ、そしてホテルやゲーミング以外の施設が含まれている。