フィリピンの統合型リゾート、オカダ マニラの新親会社は、ニューヨーク州ゲーミング委員会の情報提供依頼書(RFI)に参加し、同州の3つのカジノライセンスのうちの1つに入札する予定であることを明かした。
日本の大手ゲーミング会社ユニバーサルエンターテインメントの子会社、オカダ マニラ インターナショナルは、特別目的買収会社(SPAC)との合併契約に基づき、2022年にNASDAQ上場企業となる。10月に発表された契約条件によると、オカダ マニラを運営するタイガー・リゾート・レジャー・アンド・エンターテイメント(TRLEI)とSPACの26 キャピタル・アクイジションは、オカダ マニラの完全子会社となり、ユニバーサルのタイガー・リゾート・アジアがその80%を所有することになる。
しかし、この新規上場企業はより大きな野望を持っているようで、同州のカジノライセンス入札に参加する計画を発表した。同州のカジノ拡大計画の詳細については、まだ議員が決定していないものの、新たなライセンスには、ゲンティンやMGMリゾーツなどがすでに運営しているスロット専用施設の拡大や、まったく新しい開発の可能性もある。新規開発の場所は、ニューヨーク市、ロングアイランドのナッソー・サフォーク郡、ニューヨーク市北部のウェストチェスター・ロックランド・パットナム郡のどれかになる。
ニューヨークのRFI提出期限は12月10日。
また、オカダ マニラ インターナショナルは社名をUEリゾーツ・インターナショナルに変更する予定で、RFIへの回答もこの名称で提出する予定だという。
同社は過去に、SPAC合併の実施とNASDAQへの上場を2022年6月末までに完了させる予定であると発表している。