オカダマニラを運営するタイガー リゾート レジャー アンド エンターテインメント インク(TRLEI)の親会社であるタイガー・リゾート・アジア(TRA)が、特別買収目的会社(SPAC)と合併契約を締結し、米国NSADAQ市場に上場を予定している。
詳細は15日(金)に明らかとなり、TRAは「逆三角合併」となる合併の概要に触れた。それは、TRLEIと26 Capital Acquisition Corpと呼ばれるSPACの両企業がオカダ マニラ インターナショナル(OMI)の完全子会社となるということであった。OMIはNASDAQ上場企業として認められ、TRAはその株式資本の約80%を保持する予定である。
この合併契約では、OMIの総株式価値を25億米ドル(約2,852億円)と評価しており、TRLEIはすべての要因や特に収益を考慮して考えればこれは合理的であると述べている。OMIの経営体制はまだ正式に決まっていないが、TRLEIは、取締役会が7人のメンバーで構成されると予想しており、そのうち5人は同グループによる任命、残り2人は26 Capitalの現役経営陣により任命されるだろうと述べた。
上場は、企業価値を高め、資金調達への手段を多様化する方法と見なされている。
TRLEIは次のように述べた。「2020年3月以来、同社は新型コロナウィルスの蔓延によるマニラでの繰り返しの都市封鎖など、非常に限られた条件下で事業を運営してきた。
しかし、このような過酷な環境下で、同社は固定費の削減やマーケティングの強化など、収益の拡大を目的としたさまざまな対策を講じながら、コーラルウィング(タワーB)ホテルの建設を進めている。 当施設は今年度末までに完成する予定である。我々は事業運営が正常に戻った後も、このような対策と施設の拡張を継続し、ビジネス価値の向上を目指すつもりだ。
このような状況を踏まえ、弊社はIR事業を企業グループの中核事業と位置づけ、さらなる事業拡大、企業グループ価値の向上、資金調達方法や資金源の多様化を見据え、NASDAQにOMIを上場することを決定した」。
合併の実施とNASDAQへの上場完了は、2022年6月末までを予定している。