MGMリゾーツの大阪の統合型リゾート(IR)には、3つのホテルブランド全体で計2,500の客室、約6.8万㎡のMICE施設、大阪や日本を最大限披露する観光施設が備わる見込みである。
大阪府・市がMGMと日本企業のオリックス株式会社を大阪IRの設置運営事業予定者に選定後、同コンソーシアムによる同IRのコンセプトの詳細が、27日(火)に初めて発表された。
MGMはその後、独自のプレスリリースを発表し以下のように述べた。大阪港の人工島・夢洲で開発されるIRは、「大阪が国際ビジネスや観光、世界最高水準の施設とエンターテインメントで国際的に有名な都市としての役割を果たしつつ、日本を世界トップの観光地として確立するよう設計されている。
我々は日本での専任開発チームを7年以上有しており、その間、日本の経済界と関わり文化への造詣を深め、日本独自の歴史と遺産を統合するためのプロジェクトの基礎を築いてきた」。
大阪IRで目玉となる3つのホテルは、MGM大阪、MGMヴィラ、MUSUBIホテル。いずれも、さまざまな飲食店、小売店、スパ、フィットネスジムと宴会場を備えている。
また、最大6千人超が利用可能となる約3.7万㎡の会議施設と、さらにイノベーション・ラボを含む約3万㎡の展示施設が整備される予定だ。夢洲シアターは、最大3,500名まで収容可能となる。
最終的に、大阪IRはリゾート周辺地域を対象とした「日本観光のショーケース」計画の構築を進める。これは大阪が関西ツーリズムセンター、ガーデンシアター、ジャパンフードパビリオン、関西アート&カルチャーミュージアムの施設を備え、日本における国際観光のゲートウェイとしての地位を確立するためである。
同社は、雇用者数1万5,000人、年間来場者数を2,000万人、そして初期投資額約1兆円を見込んでいる。
MGMリゾーツのCEO兼社長のビル・ホーンバックル氏は以下のようにコメントを出した。
「大阪にワールドクラスの統合型リゾートを開発するという目標を達成するために、大阪府および大阪市が包括的で熟考された選定プロセスを実施し、私たちが大阪のパートナーに選ばれ たことを大変光栄に思います。
日本ほど、ツーリズムとホスピタリティの未来が明るく、楽しみな場所はなく、大阪はその未来の始まりにふさわしい場所です。大阪をワールドクラスの観光地として確立し、ゲートウェイとしての IR を通じて、日本の豊かな文化と歴史を世界にアピールできる機会に一歩近づけ たことは、非常に喜ばしいことです。
今後、大阪府および大阪市と緊密に連携し、大阪の皆様が誇りに思うことのできる、象徴的な IR の実現に向けて尽力してまいります」。