スター・エンターテイメント・グループは、ニューサウスウェールズ州のジャンケット事業者と全ての業務を停止することに合意、国内ライバルのクラウン・リゾーツに加わった。
この合意は、シドニーでのニューサウスウェールズ州独立酒類・ゲーミング局 (ILGA) による木曜の記者会見で明らかとなり、そこでフィリップ・クロフォード局長は、クラウンと締結した新しい合意に関する最新情報を伝えた。これらの合意は、クラウンが同州のカジノライセンスの保持に不適合であったという最近の認識を覆すための取り組みの一環であり、海外のジャンケット事業者とは提携しないという約束が含まれている。
しかし、ILGAはまた、ザ・スター・シドニーの事業者であるスターとも同様の合意に達したことを明らかにした。
スターはIAGからの問い合わせに対しコメントを拒否したが 、ジャンケットと提携していないことを認めた。
ニューサウスウェールズ州は、クラウン・パースを監督する西オーストラリア州賭博委員会(GWC)が2月に同様の計画を概説した後、オーストラリアで2番目にジャンケット禁止を実行する州となる。
ニュージーランドのスカイシティー・エンターテイメント・グループは、先月、ジャンケット事業者とのすべての取引を永久に中止した。そして同社の国際VIP事業部門への戦略的な見直しに従い、国際VIP事業を社内に導入することを発表した。
ジャンケットの不在により、22億豪ドル(約1,861億)かけ「ハイローラーカジノ」を謳うクラウン・シドニー開発の実現可能性にどのように影響するかについて同木曜日に尋ねた際、 ILGAのクロフォード局長は以下のように述べた。
「 ヘレン・クーナン氏からの私の見解は、彼らが完全にVIPプログラムを廃止していること、そして今後どのようにして彼らが海外からのゲストなしに生き残っていくつもりなのかということであり、それは私の権限の範疇ではない事業計画問題である。
同社のレストランやバーは営業しており、人々は彼らが活況を呈していると話すが、彼らは独自のビジネスモデルと独自の数字を基に経営しているので、彼らが前進しているということについては精査する必要があるだろう。私が把握しているのは、クラウンが実施していたVIPプログラムはなくなったということだ。」