メルコリゾーツ&エンターテインメントは、5億5,000万ユーロ(約710億円)をかけたキプロスの統合型リゾート、シティー オブ ドリームス メディテラニアンの開発が、北半球の2022年夏のオープンに向けて順調に進んでいると話す。秋開業という予想よりも早いペースとなる。
今回の夏という新たな開業予定が出る前、メルコは新型コロナ関連の工事の遅れから、当初予定していた2021年後半というオープン時期の延期を余儀なくされていた。
金曜の声明によると、シティー オブ ドリームス メディテラニアンの開発は現在完成に向けて順調に進んでいる。
キプロス南東部の海岸沿いに位置するリマソール市で開発されているシティー オブ ドリームス メディテラニアンは、完成すればヨーロッパ最大の統合型リゾートになる予定で、16階建てのビルに500室以上の高級客室およびスイートを持つ5つ星ホテル、1万㎡のMICEスペース、屋外円形劇場、家族向けのアドベンチャーパーク、そして様々な高級小売店および飲食店などが入る予定。また、ゲーミングテーブル100台、スロットマシン1,000台を持つ7,500㎡の広さのカジノも入る予定。
シティー オブ ドリームス メディテラニアンとキプロスカジノの施設総支配人を務めるグラント・ジョンソン氏は、「建設工事はスムーズに進んでおり、新型コロナの感染拡大が当初の予定に影響を及ぼしはしたが、この画期的なプロジェクトへの我々の固い決意は変わっていないとともに、メルコ基準の卓越性を届けることに集中し続けている。
我々は、他にはない場所の確立を目指しており、ゲストにはプレミアムなエンターテイメント体験を届けながら、この国の経済と社会にとって本物の価値を創造していく。
シティー オブ ドリームス メディテラニアンはキプロスの観光環境をより充実させ、この島に毎年さらに30万人の観光客を呼び込むことになる。そのため、我々はこのプロジェクトが季節性の影響との戦いに大きく貢献するとともに、何千もの雇用を生み出すと確信している」とコメントした。
メルコの3つのサテライトカジノとリマソールにある一時的な施設は、新型コロナの影響で12月半ばから休業を続けている。
メルコはシティー オブ ドリームス メディテラニアンを開発するICRキプロスの75%を所有する。