キプロスに拠点を置くメルコリゾーツ&エンターテインメントの子会社、キプロスカジノは、新型コロナウイルスの感染者数の増加が続いているために、同社のカジノ全ての営業を停止したと話す。
会社ウェブサイトに掲載された通知の中で、キプロスカジノは、政府の指導に従って、操業を一時的に停止すると述べた。キプロスでは12月11日からホスピタリティ施設、ショッピングモールおよび教会が閉鎖されている。
同社はそれまでに、一時的なカジノのC2リマソールとサテライトカジノのC2パフォスを11月12日から休業していたが、今回残りのC2ニコシアとC2アヤナパが営業停止リストに加わる形となる。
キプロスでは水曜、401人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが報告されており、土曜以降で初めて400人の大台を超えた。87万5,000人が暮らす同国は、2020年10月27日以降、毎日3桁の新規感染を報告しており、3月からの合計感染者数は16,190人にのぼっている。
5.5億ユーロ(約694億円)のシティー オブ ドリームス メディテラニアンを開発中のキプロス・カジノは以前、4つ全てのサテライトカジノと、リマソルで一時的に営業している施設を3月17日から6月13日までの3カ月間閉鎖していた。
キプロス・カジノの運営会社ICRキプロスは、メルコリゾーツが75%、地元企業のCyprus Phassouri社が25%を所有している。