毎年ラスベガスで行われるワールドシリーズオブポーカーが新型コロナウイルスで延期を余儀なくされている。今年この人気トーナメントシリーズは、オンラインに場を移し、すぐにオンラインポーカー界の記録を次々と塗り替えた。
7月にキックオフし、今週バイイン5,000米ドルのWSOPオンラインメインイベントで締めくくった今回のシリーズは、新型コロナパンデミック中のオンラインゲーミングの大きな人気を再び際立たせることとなった。27,559,500米ドル(約29億2,483万円)という過去最高のオンラインポーカートーナメント賞金プール、そして44,576という単一WSOPイベントへの最多エントリー数など複数の記録を更新した。
WSOPオンラインメインイベントに優勝したのはブルガリア出身のStoyan Madanzhiev(ストヤン・マダンジェフ)氏で、同氏が受け取った3,904,685ドルという賞金もまた、オンラインポーカー史上最高額となった。
85のWSOPブレスレットイベントを開催したWSOPオンラインは、166の国を代表する合計239,754人がエントリーした。彼らはグローバルオンラインポーカープラットフォームであるGGPokerを通じてアクセスした。WSOPは、100万米ドルを超えた賞金プールのイベントが45,500万米ドルを超えたものが5、そしてエントリー数が10,000を超えたものが5つあったことを明かした。
マダンジェフ氏は5,802人のプレイヤーが参加する戦いの場を勝ち抜き、メインイベントで優勝、中国のWenling Gao(高文玲)氏が第2位でフィニッシュし、2,748,605米ドルの賞金を獲得した。