2020年のワールドシリーズオブポーカー(WSOP)が正式に延期された。
昨夜の発表の中で、シーザーズ・エンターテインメントは、新型コロナウイルス感染症による公衆衛生上の緊急事態が米国を襲っていることによって、当初5月26日の開始が予定されていた第51回WSOPは、代わりに2020年秋まで延期されたことを明かした。具体的な日程とイベントは今後決定される。
ワールドシリーズオブポーカーのエグゼクティブディレクター、タイ・スチュアート氏は「今年、ワールドシリーズオブポーカーを開催することに強い決意を持っているものの、ゲストおよびスタッフの健康と安全を優先しながら従来の規模で進めていくにはもう少し時間が必要だ。その間、今年の夏にWSOPの正式大会がオンラインで開催されることになっており、我々は、世界の事業者たちとの提携を通じて、規模を拡大してWSOP.comで開催されるトーナメントシリーズの詳細を間もなく発表する予定をしている。オンラインでの大会開催によって、プレイヤーたちは自宅からWSOPの栄光を追い求めることができるようになる」と述べた。
主催者側は、1万米ドル(約107.74万円)のメインイベントの開催は変わらないものの、WSOPが開催された時には短縮日程となる可能性が高い事も示唆した。
チェコ共和国のロズヴァドフにあるキングスリゾートで再び開催されるWSOPヨーロッパもまた秋に予定されており、この段階では2020年のWSOP日程表に残っている。