香港のオシドリ・インターナショナル・ホールディングスが、欧州のカジノ事業者、パルトゥーシュ・グループとの短い提携関係の終了について一部真相を明らかにし、2社間で日本での統合型リゾート開発に関して「ビジョンと戦略の相違」があったと説明した。
Inside Asian Gamingが伝えた通り、パルトゥーシュは月曜、プレスリリースを出し、2020年5月19日に長崎でのIR開発のための提携を終了したことを発表したものの、「引き続きIR開発プロジェクトの展開を注意深く見守り、その1つへの参加の機会を持つことへの関心は変わらず持っている」と主張した。
この発表で注目すべき点は、実際の提携終了から3カ月経ってから行われたという事実だ。
火曜、オシドリは独自で文書を出し、2019年に協力の可能性を模索するためにパルトゥーシュとの間で仮の了解覚書を交わしていたことを明らかにした。
オシドリは、それらの話し合いは「ビジョンと戦略の相違から協力という結果には至らなかった。話し合いは非常に予備的な段階で、両社共に実際の共同努力に関わることはなく、正式契約という結果には至らなかったために、オシドリはそのような終了は当社の長崎でのIR開発に向けた取り組みに何らかの影響を与えるまたは脅威となるとは考えていない。
周知のとおり、オシドリはその後、IR計画を遂行のために業界のベテランであり伝説的なIRのトップであるアレックス・イエメンジアン氏を招き入れ、長崎に可能な限り最高のIR体験をもたらせるよう精力的に取り組んでいる。新CEOの指揮の下で、オシドリは他のどの計画よりもはるかに刺激的でワクワクする提案を行うつもりだ」と述べた。
パルトゥーシュのプレスリリースのタイミングの遅れに言及したオシドリは、「その文書が最近のロックダウンの結果として別のIRパートナーを探すことを意図しているかどうかについてはコメントできない。それでもなお、オシドリはパルトゥーシュ・グループが今後の努力の中で成功することを願っている」と述べた。