香港に上場するオシドリ・インターナショナル・ホールディングスが、日本法人オシドリ・インターナショナル・ディベロップメントの会長兼CEOにアレハンドロ・イエメンジアン氏を任命し、長崎での日本のIRライセンス獲得への取り組みを加速させると話す。
オシドリ・インターナショナル・ホールディングスの非業務執行役員および非業務執行会長にも就任したイエメンジアン氏は、火曜にトップの座に就任し、「大きな規模で佐世保市と長崎県を紹介する」コンセプトを簡単に説明したと同社は述べた。
イエメンジアン氏は、IR事業のための札を指揮監督し、同社と協力してIRプロジェクトの(事業者公募)入札プロセスを成功裏に完了させるための戦略を策定し、プロジェクトの全体の運営を管理する。
オシドリ・インターナショナル・ホールディングス執行役員のマーガレット・ウォン氏は、「イエメンジアン氏を仲間に迎えられることを大変嬉しく思う。
彼は、当社の既存のプロジェクト計画に特に関連の深いゲーミングおよび統合型リゾートセクター内で幅広い経験と並外れた知識を持っている。
当社が世界の他の場所にはないと確信しているIRプログラムの実行に集中し続ける中で、イエメンジアン氏の貴重な見解と国際的な視点から利益が得られると確信している。
当社および関係者は、政府、長崎県および日本の人々や団体への義務を確実に果たしながら、イエメンジアン氏と協力してIRプロジェクトのビジョンをまとめ上げ、その統合型リゾートが、ゲストおよび地域社会に最高レベルの体験を提供できるのを楽しみにしている」と述べた。
イエメンジアン氏は、ラスベガスのトロピカーナの元共同所有者で、長期間MGMリゾーツの幹部を務めた。そして1999年から2005年まではメトロ・ゴールドウィン・メイヤー・スタジオの会長兼CEOを務め、1997年から2005年からは取締役も務めた。
また、1989年から2005年までの16年間、MGMリゾーツ・インターナショナルの取締役を、1995年から1999年まではMGMリゾーツ社長、1995年から1999年まではCEOを、そして1994年から1998年まではCFOを務めた。
ラスベガスの伝説、カーク・カーコリアン氏が所有していたトラシンダ社の幹部も務めた。カーコリアン氏は、MGMスタジオとMGMリゾーツの元過半数株主で、MGMグランドを建てた人物。
両者はアルメニア人の血を引いており、イエメンジアン氏は、トラシンダとMGMにいた頃、カーコリアン氏の右腕と言われていた。