サンシティー・グループが、火曜にロシアのIR事業者サミット・アセント・ホールディングスの24.66%の株式を追加取得したことで同社の大株主になった。
この株式には、サミット・アセントの発行済み株式の19.21%に相当し、以前は台湾のファースト・スチームシップ・カンパニーが保有していた286,048,464株が含まれており、別の83,958,000株(6.44%)はファースト・スチームシップの郭人豪(Kuo Jen Hao)会長が保有していた。今回の購入によって昨年末に上場子会社が取得した3.29%の株式と合わせてサンシティの保有比率は27.94%に引き上げられた。
7億1,800万香港ドル(約102億円)の取引のニュースが飛び込んできたのは、ファースト・スチームシップが同社に持つ全ての株式の公開売り出しを検討していることを明かしてから3週間後のこととなる。子会社の1社であるファースト・スチームシップ S.A. は現在もサミットアセント株の別の12.67%を、同社の完全子会社であるヘリテージ・リッチーズを通じて保有している。
サミット・アセントはロシアのウラジオストク近郊のプリモリエ・エンターテインメント・ゾーンで開発される初の統合型リゾート、ティグレ デ クリスタルを所有しており、これについてはInside Asian Gamingの2019年4月号で特集されている。
香港証券取引所への報告書の中で、サンシティー・グループは、今回の取得は会長であるアルヴィン・チャウ氏からの資金提供によって行われたと述べた。チャウ氏は今月初めに同氏が全額出資するスター・ホープを通じた最大15億香港ドルの無担保融資契約に合意している。