サンシティー・グループのアルヴィン・チャウ(Alvin Chau Cheok Wa)氏が、アジア全土での急速な拡大戦略を支援するために、同社に15億香港ドル(約213億円)を貸し付けることに合意した。
昨夜の香港証券取引所への報告書の中でサンシティは、チャウ氏が全額出資するスター・ホープ・リミテッドとの間で合意に達し、3年間で使用できる最大15億香港ドルの無担保貸し付けを受けることになったと明かした。チャウ氏はその融資によって年間3.5%の利息を得る予定。
融資の理由を説明する中でサンシティー・グループは、「継続してアジア諸国の観光関連不動産に事業を多様化していき、ホテルおよび統合型リゾートへのコンサルティングサービスの提供の機会を模索していく。グループは、アジア地域内での統合型リゾートへの株式投資と観光関連サービスの提供によって、統合型観光関連プラットフォームの構築を目指している。(チャウ氏を除く)取締役は融資によって財政状態が向上し、グループは追加の運転資金を得ることになる考えている」と述べた。
サンシティは昨年、ベトナムの統合型リゾート、ホイアナの34%の株式取得を完了させ、IRの運営サイドへと大きな一歩を踏み出した。また、ウラジオストク近郊のティグレ デ クリスタルの運営会社で香港に上場するサミット・アセントの3.29%の株式も取得しており、カンボジアのシアヌークビルにあるカジノの開業準備サービスとカジノ運営に関する契約にも署名した。
2月にサンシティ・グループは、韓国のパラダイスとの間で、パラダイスカジノ釜山での提携契約の可能性に関する基本合意書を交わしている。