シルバー・ヘリテージ・グループが、ベトナムのフェニックスインターナショナルクラブのオーナーとの間で和解契約に達し、同社には合計525万米ドルが支払われ、オーナーとの娯楽サービス契約(ESA)が終了することとなった。
今月初めにフェニックスインターナショナルクラブの支配人が、修正後の投資証明書の下ではテーブルゲームが許可されていないことを勧告した後、同クラブは操業停止に追い込まれており、今回の和解契約はそのニュースの後に続く形となった。
このような展開の結果として、シルバー・ヘリテージはフェニックスからの撤退を決断し、状況を考えると契約の終了を「どちらかと言えば好意的」に見ていると述べた。特に同社は、最近の業績不調、オーナーによるESA違反、2019年3月1日のカジノ閉鎖、そしてフェニックスに対して発行された投資証明書が同施設でのテーブルゲームを許可するよう法律によって変更される可能性が現時点では不確実であることを指摘した。
525万米ドルの和解金は2段階に分けて支払われる予定で、一度目はすでに3月12日に支払いが行われ、二度目は4月11日に行われる。この金額はフェニックスからの2年間の予想EBITDA収益を表している。 同施設はシルバー・ヘリテージグループ全体の18年度収益の45%を占めていた。
シルバー・ヘリテージは、同施設の処分で約120万米ドルの損失計上を予想していると述べた。