オーストラリアに上場するシルバー・ヘリテージ・グループは、ベトナムにあるカジノ、フェニックスインターナショナルクラブの総支配人から修正後の投資証明書の下ではテーブルゲームが許可されていないという勧告があった後に、同施設の操業を停止したことを明かした。
金曜、オーストラリア証券取引所(ASX)への報告書の中でシルバー・ヘリテージは、フェニックスでのテーブルゲーム営業の許可が無くなったこと、そして同カジノが金曜朝6時の時点で無期限の閉鎖となるという通知を先週受け取ったと語った。
フェニックスは18年度のグループ全体の収益の約45%を占めていた。
それに対応して、シルバー・ヘリテージは、「通知が出された法的根拠、同社とフェニックスの所有者の間のエンターテインメントサービス契約の下での同社の権利と義務、そして通知による同社への影響を再調査している」と述べた。
同社にとって頭の痛い週を終えて、シルバー・ヘリテージには金曜、ASXから期限内に定期報告書の提出を怠ったとして公定相場からの一時停止も言い渡された。その報告書には、同社のネパールにあるIR、タイガー パレス リゾート バイラワでの15,000米ドル(約1,678,000円)という額の不正会計を社内で発見したことが関係している。
シルバー・ヘリテージは、ネパールでの会計作業の徹底調査を行いながら、2018年の速報最終報告を提出することはできなかったと述べた。