マカオ政府は、広東省中山市で発生したコロナ感染例の濃厚接触者がマカオに入境したことを受け、新型コロナの感染再拡大を警戒している。
それは、先週の22日(水)に江蘇省南京市で50以上の市中感染症例が確認された後のことであった。また、週末にかけて南京禄口国際空港での業務に従事する17人の従業員が陽性と判明した。
中山市で新たに確認された患者は、南京国際空港を利用し、珠海金湾空港を経由して中山に戻った女性であった。
彼女がその後の新型コロナ検査で陽性と判明した後で、4人の濃厚接触者がマカオに入境したことが当局による調査で明らかになった。その4人には、7月21日と22日にギャラクシーのシャトルバスに乗って仕事へ向かったマカオ市民1人と、シャトルサービスでザ・ベネチアン・マカオを訪れた市民1人が含まれている。その後全員が陰性と分かり、現在隔離中である。
マカオ-広東省間の国境往来は正常のままであるが、マカオの新型コロナウィルス対応調整センターは、7月19日以降中山を訪れた全ての人々に対し、マカオに入境する際は、新型コロナ検査の陰性結果を提示することを求めている。
衛生局はまた、2020年1月のマカオで発生したパンデミック以降、新たな新型コロナ再拡大の兆しが非常に高く見られると警告している。そのため、すべての市民にできるだけ早く新型コロナのワクチン接種を受けるよう促している。
広州と広東省のいくつかの都市では、5月から6月にかけて新型コロナ感染が再拡大した。それにより、マカオとの国境規制が強化され、6月のGGRに大きな影響を与えることとなった。