台湾では水曜、オンライン賭博プラットフォームを運営し、資金洗浄に関与したことで32人が起訴された。
チャンネルニュースアジア(CNA)の報道によると、台湾の富豪で50歳の莊周文(Chuang Chou-wen)被告と 被告の会社Xinliwang International Holdings Company(新力旺国際控股有限公司)の従業員31人が、台中地方検察署によって賭博、組織犯罪行為への関与および脱税で起訴された。
莊被告はまた、高級車13台、現金およそ4,500万米ドル、そして総額4,700万米ドル相当の41の不動産を含む全資産を差し押さえられている。
CNAの報道によると、新力旺グループは「GPK Bet」と呼ばれるオンラインギャンブルプラットフォームを所有し、532のオンラインサイトと54のシステムプロバイダーを運営しているが、検察は台中にある同社の事務所が主に、ギャンブラーの口座から資金を出し入れすることによる資金洗浄の拠点として使用されていると主張している。
事務所に強制捜査が入ったのは2020年1月の事で、莊被告は11月に逮捕された。
GPK Betは、2014年から2020年1月までに賭け金で総額44億米ドル(約4,726億円)を受け取り、その資金は中国にある843の偽口座を通じて処理されたと言われている。そのような手口で、新力旺グループは21億米ドルほどの利益を上げ、950万米ドルという税金の支払いを逃れたと言われている。