セガサミーホールディングスが11月6日に発表した希望退職者650人の募集が11月16日に開始された。募集期間は12月25日まで。特別退職加算金の支給や希望者に再就職を支援する。
同社が11月6日に発表した2021年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が1,102億2,500万円(前年同期比33.4%減)、営業損益が30億7,600万円の赤字(前年同期は146億円の黒字)と、減収減益だった。また、IR事業も新型コロナウイルスの影響で、売上高が22億8,400万円(同58.8%減)となった。セガサミーHDは同日、同グループの正社員、契約社員を対象に希望退職者650人を募集すると発表していた。
セガサミーHDは、「当社の事業が新型コロナウイルスの影響を大きく受けている状況を鑑み、外部環境に適応した構造へと変革すべく、構造改革委員会を設置し、①非事業資産を対象としたバランスシートの見直し、②市場環境の変化に適応できる組織体制の構築、③グループ全体の固定費を中心としたコスト削減(削減目標150億円)等に取り組んでいる。早期の収益回復及び今後の持続的な成長を実現するためには、固定費を中心としたコスト削減を進め、より一層効率的な体制を構築することが必要であると考え、希望退職者の募集を行うことを決定した」と理由を示した。
また、同社とグループ会社の役員報酬を2020年11月から2021年3月までの5カ月間、5%〜30%減額することも発表されている。