メルコリゾーツ&エンターテインメントは、キプロスの閣僚会議が建設セクターへの制限を解除したことを受けて、5.5億ユーロ(約637.15億円)の統合型リゾート、シティー オブ ドリームス・メディテラニアンの建設工事を再開した。
発表の中でメルコは、建設作業員を守るために、労働・福祉・社会保障省(Ministry of Labour, Welfare and Social Insurance)および労働監督局(epartment of Labour Inspection)、そして健康省の医療・公衆衛生サービス局(Ministry of Health’s Medical and Public Health Services)が出している厳しいガイドラインに従っていると述べた。また、同社は、全労働者に社内の健康申告書の提出を義務付け、建設現場入り口では体温チェックを行うなど、独自対策も実施する予定。
手指消毒剤および消毒用アルコールが建設現場入り口と事務所に設置され、毎日全労働者にマスクを配布、そして全ての事務所および共有スペースは1日を通して定期的に清掃が行われる。
メルコの建設部門バイスプレジデント、ウィル・コーニッシュ氏は、「新型コロナウイルス感染症の流行が拡大したことで、当初の予定に影響が出る可能性はある、しかし、メルコは職場の仲間たちの安全、そしてプロジェクトの質を最優先している。
我々のこのキプロスのプロジェクトへの固い決意が変わることはなく、全てのゲストにとっての安全な環境を確保しながら一流のエンターテインメント体験を届け、最高基準のサービスを提供するという目標に向かって進んでいく。我々は、特にこのような苦しい時には観光産業の成長、さらに広いキプロス経済における自分たちの役割が非常に重要であることを理解している。
この危機の後、この国が、社会にプラスの影響を生み出しながら、ラグジュアリー観光の基準地として確実に浮上できるよう辛抱強く取り組んでいく」と述べた。
キプロスにあるメルコの4つのサテライトカジノ、キプロスカジノ パフォス(C2パフォス)、C2アヤナパ、C2ニコシア、C2ラルナカ、そしてシティー オブ ドリームス・メディテラニアン近くの一時的な施設、C2リマソールは新型コロナの影響で3月16日から営業を停止している。これらカジノが営業を再開できるのは7月14日になることが最近発表された。