ランディング・インターナショナル・ディベロップメントが、韓国の済州島にある統合型リゾート、済州神話ワールドの運転資金を提供するための新株の募集によって正味額でおよそ1億3,720万香港ドル(約19億759万円)の調達を見込んでいる。
月曜に発表された今回の募集によって、ランディングは1株当たり0.235香港ドルで586,979,742株を発行し、同社の発行済み株式数を20%増加させることになる。
募集株式は、少なくとも6カ所で募集される予定で、それらの所有者は独立した第三者でなければならない。
今回の増資の理由を説明する中で、ランディングは「募集によって当グループの財務基盤が強化され、当社の株主ベースが拡大される」と述べた。
今回の募集は、損失が2018年の7億150万香港ドルから21.3億香港ドルへと大幅に拡大した2019年度決算報告を行う中で発表された。
この損失は主に、済州神話ワールドにあるランディングカジノの収益が2億1,310万香港ドルへと85.7%も減少したことによる。ゲーミング事業からのセグメント損失は4億6,900万香港ドルで、2018年は8,300万香港ドルの利益だった。
損失に対処するために、ランディングは同カジノが「済州神話ワールドを宣伝し、魅力的なリゾート地に位置づけるために継続して行なっている取り組みの一環として、地方および国際的なポーカー大会やバカラ大会を定期的に開催していく予定だ。マーケティングプロモーション、イベント、リワードプログラム、競争力のあるマスおよびVIPゲーミングプログラムを立て続けに打ち出すことで、今後のビジネスを活性化していく」と述べた。