ラスベガス・サンズが、ラスベガスにある施設の営業を停止したことで、ウィン・リゾーツやMGMリゾーツに加わる形となった。ザ・ベネチアンとパラッツォは少なくとも4月1日まで休業することになる。
同社は昨夜、直ちに施設の休業プロセスを開始すると発表した。LVSは、休業を延長するかどうかは後日決定するが、建物が閉鎖されている間、社員には給料を支払い続ける、そして解雇は一切検討していないと述べた。
LVSのロブ・ゴールドスタイン社長兼COOは、「これらは明らかに我が国そして我々のコミュニティにとって苦難の時だ。
我々はホスピタリティとエンターテイメントビジネスに身を置いており、当社で働く仲間たちは、日々施設を訪れる何千人もの人々に素晴らしい体験を提供しようと一生懸命努力している。しかしながら、我々の最も重要なコミットメントというのは、会社の仲間たちやゲストの健康と安全を守るという強い決意だ。
現時点で、そのコミットメントを果たす最善の方法というのは、みんなに仕事に来ないようお願いすることだ。この休業が短期間のみ必要であることを願う一方で、我々は長引く可能性があると現実的に受け止めている。当社の社員及びその家族が健康や安全を心配するのは当然のことだが、仕事、収入そして医療については心配してもらいたくない。 過去にもしてきたように、我々はもし必要となれば、延長期間中も社員を支える準備は完全にできている」と述べた。
LVSは、スリースクエア、コミュニティーズ・イン・スクールズ、そしてシェアビレッジ・ラスベガスといったコミュニティを支援する地元の複数の団体に25万米ドル(約2,655万円)を寄付するとも述べた。同社はまた食事や設備も寄付する予定。