ウィン・マカオが、マカオのお隣の自由貿易ゾーンである横琴に、カジノと統合型リゾート産業のためのトレーニングセンター開設に動いているようだ。
リンダ・チェン副会長、最高執行責任者兼執行役員は今週、マカオのゲーミング事業者が現在直面している逆風やウィンの現地での拡大計画について話し合うブルームバーグTVのインタビューの中でその動きを示唆した。
ウィン・マカオが横琴に具体的な何かを計画しているかどうか聞かれたチェン氏は、「大湾区では、当社の投資はよりトレーニング(サイド)に向いている。そのためこの業界用のトレーニングセンターを開発するためのコラボレーションの場として横琴をどう利用できるかについて、実際マカオにある団体やトレーニングセンターなどと協議している」と述べた。
横琴は、大湾区観光の将来的な中心地、そしてMICE関連のビジネスセンターとして、マカオのエンターテインメント商品と緊密に提携してより幅広い目的地としてのサービスを作り出す可能性が長い間大々的にうたわれてきた。中国当局はまた、地域的な魅力を高めるために、近隣都市との間のビザなし移動のアイデアも宣伝していた。
先月、珠海にある横琴港の使用権をマカオに与えるため、その提案が全国人民代表大会にあげられた。この動きは、国境を渡る手続きを簡素化し、地域の接続性を改善させる。
チェン氏は、最近の香港市民による暴動の影響、そしてそれが持つマカオへの訪問への影響は、大湾区の他の地域とうまく統合していることを確実にしておくことがマカオの未来にとって単純にどれだけ重要かということを示したと述べた。
「この出来事から我々が学ぶべき最も重要なことは、マカオが持続可能な目的地である必要があるということだ。もしマカオが、人々が訪れたい場所であるなら、それが魅力であり、それが未来にとって最も需要なことだ。我々の周りで様々なことが起こっていることは残念だが、この機会にマカオをどのように売り込み、どのように統合するかを学ぶべきだ。なぜなら、マカオ、大湾区、横琴、広州、中国のその他すべての都市にはまだまだたくさんの魅力がある。マカオと組み合わせる他の目的地はたくさんあり、それが未来の形だと思う。中にある本当の価値を理解して異なる経験をどうパッケージ化できるかを見つけることだ」と述べた。