国民のギャンブルが許可されている韓国国内唯一のカジノ、江原ランドでは、19年第3四半期、全ゲーミングセグメントでのプラス成長が後押しとなり、営業利益が前年比12.3%増の1,392億ウォン(約131.11億円)、純利益は37.9%増の1,286億ウォンにのぼった。
同四半期のGGRは11.0%増の3,525億ウォンとなり、その中にはスミタスクラブVIPエリアの「メンバーシッププレイ」655億ウォン(13.5%増)などが含まれていた。マスもまた好調で、マステーブルゲームの売上高は1,719億ウォンへと11.3%増、スロットマシン売上高は1,526億ウォンへと10.0%増加した。
ホテル、コンドミニアム、スキー、ゴルフそして最近オープンしたウォーターテーマパークなどの非ゲーミング総収益は、520億ウォンへと2.8%増加した。
ソウルから150kmほどの江原道にある江原ランドは、政府が51%を所有し、残りの49%は韓国の証券取引所で取引されている。
この施設は、カジノフロアでの「効率改善」を背景に、今年の第2四半期に2年半で初めて収益と利益のプラス成長を記録していた。
その際、JPモルガンのアナリスト、DS・キム氏、ジェレミー・アン氏、クリスティン・ワン氏は、「厳しい業務環境にもかかわらず、ディーラーの勤務時間をピークの時間に合わせたり、テーブルやスロットのレイアウトを改善するなど(中略)同社が進めている効率改善への取り組みを反映している」ため、19年第2四半期の業績は将来に向けて期待を持たせてくれると説明した。
19年第3四半期のGGRは前四半期比では7.1%のプラス成長となった。