オーストラリアに上場するアクイス・エンターテインメントは、同社の過半数株式をブルーホエール・エンターテインメントに売却することによって、当初から所有するカジノ・キャンベラはVIP市場によりアピールすることができるようになると会長は語る。
香港の実業家であるトニー・ファン会長は、今週の会長演説の中で投資家に対して、3月に株主の承認は得たが現在政府の承認を待っている状態のこの取引は、ブルーホエールがそれに関連して隣接するクラウン・プラザ・ホテルを所有することになるため、「事業相乗効果と将来的な機会」を与えてくれるだろうと話した。
同氏は、「我々の建物に都合よく隣接したホテルと提携するチャンスは、当社のVIP客へのパッケージを大幅に改善することを可能にし、それに加えて、カジノへの誘導方法が改善され認知度の向上にもつながるために、カジノへの訪問も増えるだろう」と述べた。
アクイスはまた、提案中の3.3億豪ドル(約250億円)規模のカジノキャンベラへ再開発をめぐる当局との交渉を長年続けている。その再開発には、初めてカジノキャンベラに約200台のスロットマシンを追加する可能性が含まれている。
ファン会長は、同社の「再開発への決意は変わらないままであり、台頭する国際都市にふさわしい世界レベルのエンターテインメント地区をキャンベラでスタートさせ、築き上げていくことへの熱意を持っている」と語った。