アジアのIR事業者、ナガコープがナガ3と呼ばれるカンボジアの統合型リゾート、ナガワールドのフェーズ3開発にかかる最終的な費用が35億米ドル(約3,919億円)になることを認め、その半分を支配株主であるチェン・リップ・キョン博士が負担することを明かした。
日曜深夜に香港証券取引所に提出された報告では、ナガコープが長期契約を結ぶ請負業者、CCAGアジアとの間で、合計3,515,011,000米ドルがかかるナガ3プロジェクトの開発契約に署名したことが明かされた。契約は、「引き渡し後の営業開始を可能にできるよう、テーマパーク設備、什器、CCTVなどのセキュリティ設備、指定されたITシステム、完全稼働するホテルサービス・設備およびガス・電気・水道の接続費用、そしてその他必要設備が揃った完成・稼働する状態のナガ3」を提供することを求めている。 土地代は含まれていない。
最終的な数字は、財務アドバイザーであるクレディスイスとモルガンスタンレー、プロジェクトの査定を行うコリアーズ、そして同社のプロジェクトコンサルタントとの協議の後に決定された。
ナガコープは、ナガ3の開発費用の50%をチェン博士から、そして50%を社外の資金調達オプションから調達することになり、それぞれの支払い額が17.6億米ドルになることが決まったも明かした。プロジェクト完了時に株式による決済で支払う予定のチェン博士は、合意額を超えるあらゆる費用への資金提供にも合意している。
同社は、今月初めてNaga3の詳細を明かし、開発総面積は544,801㎡、66階建てのホテルタワー2棟、53階建てのホテルタワー2棟、55階建てのコンドテルタワー、そして地下3階地上12階のポディウムの建設が予定されていることを発表した。