サミット・アセント・ホールディングスの副会長、ジョン・ワン氏が取締役を辞任したことを同社が木曜発表した。
2011年3月に初めてサミット・アセントに加わり、2013年に副会長に就任したワン氏は、即時発効の今回の辞任の理由として「別のビジネスの契約」を挙げている。同氏はサミット・アセントの正式な代表者として活動することを即座に停止し、代わりにサンシティー・グループの執行役員、アンドリュー・ロー氏がその職務を引き受けた。ロー氏は、サンシティ・グループがサミット・アセントの3.29%の株式を購入した後の2018年12月に、同社の取締役会の一員になった。
ワン氏は以前、メルコ・インターナショナル・ディベロップメントで最高財務責任者、そしてメルコ・クラウン・エンターテインメントで非執行役員を務めていた。今回の辞任は、メルコリゾーツのローレンス・ホー会長兼CEOによる2018年1月のスピード辞任にも続く形となる。ホー氏は辞任の前にメルコリゾーツに保有していた17.37%の株式すべてを売却した。
ウラジオストク近郊のプリモリエ・エンターテインメントゾーンにある統合型リゾート、ティグレ デ クリスタルを所有するサミット・アセントは、筆頭株主である台湾のファースト・スチームシップも19.21%の株式売出を検討していることを今月初めに発表していた。