オーストラリアのスター・エンターテインメント・グループは、クイーンズランド政府が今週正式に国際観光拠点(GTH)開発への関心登録を呼びかけたことを受けて、ゴールドコースト市場へのさらなる電子ゲーミング機器の追加の可能性に対して警鐘を鳴らした。
政府による提案の詳細はまだ明かされていないが、新しいゴールドコースト開発のどこかにゲーミングが含まれることは確実で、観光産業開発大臣のケイト・ジョーンズ氏は月曜、ゲーミング目的に使用される合計床面積に5%という制限を設ける予定であると述べた。提案を成功させるには、様々なMICE施設や非ゲーミング施設も重要な要素であることが示唆されている。
スター・エンターテインメント・グループは既存のゴールドコースト施設を8億5000万豪ドルをかけて改装中で、さらに20億米ドルを追加したマスタープラン開始のための政府の認可も受けており、火曜に提出したオーストラリア証券取引所への報告書の中で同社は、「GTHの構成要素、または最少投資額、候補地、そしてもしあるのであればどのゲーミング商品が許容されるのかなどに関する政府の要件に関する一切の詳細」がまだ知らされていないと述べた。
同社は「ゴールドコーストは電子ゲーミング機市場としてはすでに飽和状態にあると考えている」とも付け加えた。
クイーンズランド政府は、全ての新IR事業者の選定プロセスを補助するための観光諮問委員会を設置する予定をしており、その一方でスターはすでに2段階目となる関心表明への招請を受けていると述べた。しかしながら同社は、プロセスの詳細が明かされるまでは正式な回答を控えると語った。
スター・エンターテインメント・グループとその提携企業は、スター・ゴールドコーストの運営を行いながら、シェラトングランド・ミラージュリゾートも所有し、クイーンズランド政府の代わりにゴールドコースト・コンベンション・エキシビション・センターの管理も行っている。