メルコリゾーツ&エンターテインメントでは、全ての施設で幸運が味方し、主力であるマカオのシティー オブ ドリームスでより好調な結果となったことに後押しされて、2018年第4四半期のゲーミング粗収益が5%増の14億米ドルとなった。
メルコは、同年に新たな収益基準が採用されていなければ、前年比12%増となっていただろうと話した。
18年第4四半期の営業利益は58%増の2.04億米ドル、調整後プロパティEBITDAは25%増の4億2520万米ドル、そして純利益は57.6%増加して前年の8120万米ドルから1億2800万米ドルとなった。
シティー オブ ドリームスは同四半期、収益が18.3%増の7億2450万米ドル、調製済プロパティEBITDAは35.4%増の2億2970万米ドルを計上した。
ローリングチップ総額が横ばいの114億米ドルとなった一方で、控除率は2017年第4四半期の2.7%から3.2%に上昇した。マスマーケットのテーブルドロップ(掛け金総額)は12.3億米ドルから13.1億ドルに増加し、ホールド率(カジノ側の取り分)もまた28.3%から33.0%に上昇した。スロット掛け金総額はわずかに減少し、10.5億米ドルとなった。
スタジオシティでは、収益が7.7%減の3億4070万米ドルとなったが、ここでも運が味方して調整済EBITDAは9150万米ドルから1億270万米ドルに増加した。
ローリングチップ総額は57億米ドルから35億米ドルへの減少となったが、控除率は2.8%から3.8%に上昇した。
マスマーケットのゲーブルゲームドロップは、わずかに減少の8億2540万米ドルとなったが、ホールド率は17年第4四半期の26.1%に対して27.0%となった。
ゲーミングマシン掛け金総額は19.1%増加の6億4180万米ドルとなった。
シティー オブ ドリームス マニラでもまた収益が減少し、7.3%減の1億5520万米ドルとなったが、ここでも運が味方して調製済EBITDAは26.2%増の6790万米ドルとなった。
ローリングチップ総額は29億米ドルから24億米ドルに減少したが、前年同四半期の3.1%から3.7%に上昇した控除率によって支えられた。
マスマーケットのテーブルドロップは1億8920万米ドルから1億9730万米ドルに増加し、ここでもホールド率は2017年第4四半期の30.9%から上昇して31.4%となった。
ゲーミングマシン掛け金総額は17.6%増の9億3360万米ドルとなった。
メルコの会長兼CEO、ローレンス・ホー氏は同社の決算報告の中で、四半期配当金が7%増の普通株1株当たり0.0517ドルとなる予定であることを明かした。