韓国トップの統合型リゾートオペレーター、パラダイスグループが日本版IRライセンスの共同入札のために日本のセガサミーとの協力関係を拡大することを検討している。
2社は現在仁川にある韓国初の統合型リゾート、パラダイスシティでジョイントベンチャーのパートナーを組んでいる。
セガサミーが、7月に国会を通過したIR実施法案を受けて、自国でのIR開業への希望を明らかにしている一方で、パラダイスシティはこれまでこの問題に関しては沈黙を続けてきた。
しかしながら、2月号に掲載予定のInside Asian Gamingとの独占インタビューの中で、パラダイスシティのパク・ピョンヨン社長兼CEOが日本版IRを目指すことが明確な可能性としてあることを語った。同グループが日本でセガサミーと日本での協業を検討しているかという質問に対し、パク氏は、「はい、これは誓約ではなく、ある種心情のようなものです。でもまだ確約はありません」と答えた。
パラダイスが日本版IRを目指す理由の一つとして、多数のプレイヤーが日本から流れてきているのを考慮すると、日本でIRがオープンした際、それが与えるかもしれない韓国のカジノへの潜在的な影響を多少否定する狙いが挙げられる。
しかしパク氏は、日本のカジノ産業が立ち上がった時、特にVIP部門に関連する部分については大幅にビジネスを失うことを予想していないと述べた。
「日本のハイローラーたちは韓国に来ないかもしれないと考える人もいます。しかし日本のハイローラーは自分たちのプレイに非常に慎重である可能性があります。彼らは地元のカジノには行かないと思います。当社の日本人VIPはそれでも韓国に来るでしょう」