IAGは8月、シドニーの中心に出向いていることだろう。なぜなら、現地のゲーミング業界がGaming, Racing and Wagering AustraliaそしてAustralasian Gaming Expoに集結するからだ。
絶えず拡大を続けるアジアのゲーミング業界の中、またはその周囲で仕事に励む何千人ものオーストラリア人にとって、8月という月は1年の中で最も重要な時期、つまりは年に一度のGaming, Racing & Wagering Australia(ゲーミング・競馬・ベッティング・オーストラリア: GRWA)会議、そしてAustralasian Gaming Expo(オーストラレ―シアン・ゲーミング・エキスポ:AGE)があるために、帰省する言い訳を快く受け入れてもらえる時期なのだ。
2010年に初めて開催されたGRWAは今年10回目を迎える。シドニーのダーリングハーバー地区から、隣接するピアモントのザ・スターまでの広大な景色を望むことができるコックルベイワ ーフのL’Aquaに場所を移してからは2回目となる。
過去10年の道のりの中で、このイベントはオーストラリアのゲーミング、競馬そしてベッティング業界の全要素をカバーする最高峰のゲーミング会議としての評判を築き上げてきた。GR-WAには隣のICCシドニーで全く同じ週に開催されるAGEとの正式なつながりはないものの、この2つのイベントはお互いを補完するようになり、訪問客にオーストラリアのカジノフロア、クラブ、パブの内外両方の最新事情に関する貴重なインサイトを提供している。
2019年8月12日月曜から14日水曜まで開催される今年のGRWAは、初日の朝に年に一度のカジノ、クラブ、パブおよびゲーミングデーにそのまま入り、豪カジノ業界の展望、CSRや責任あるゲ ーミングがビジネスをどう創造し、または破壊するのか、そしてゲ ーミングフロアのイノベーションや戦略などのトピックも余すところなくカバーする予定だ。
2日目にはスポーツくじ、競馬そしてベッティングが扱われ、最近一部の州で導入された消費税に関しての問題点や影響への考察、eスポーツにおける賭け、ソーシャルカジノの台頭、そしてオーストラリアのデイリーファンタジースポーツ市場での機会などについて話し合われる。
最終日となる3日目には、テクノロジー、マーケティング、そしてセキュリティでのイノベーションに焦点を当て、ゲーミングにおけるブロックチェーン技術や暗号通貨から、顧客エンゲージメント、獲得そして維持における「ビッグデータ」の役割まで、その全てをカバ ーする予定である。
2019年のGRWAでInside Asian Gamingはリードメディアパートナーを務め、CEOのアンドリュー W・スコットと編集長のベン・ブラシュクの2人がイベント全般にわたって様々なパネルセッションの司会やモデレーターを務める。皆様にお会いできるのを楽しみにしています!
大きければ大きいほどいい
旧シドニーコンベンション&エキシビションセンタ ー(SCEC)の解体と再活性化に伴い、2014年に以前の会場から場所を移した後、Australasian Gaming Expo(AGE)は2年前に新生ICCシドニ ーへと戻り、そして世界最大のゲーミング展示会の1つへと成長した。
2019年に30周年を迎えるAGEは、8月13日から15日の3日間で延べ6,000人以上の個性的な参加者を迎え、優に200を越える出展者が19,000㎡の展示スペースを埋め尽くす。AGEがSCECのたった1つのホールで初めて開催され、出展者は100社以下、参加者はたった1,500人であった1990年から見たら、これは大きな変化だ。
大手出展者には、アリストクラート、IGT、SGゲーミング、エインズワース、コナミ、タブコープそしてプレイテックなどが含まれている。
AGEは、オーストラリアのゲーミング機テクノロジーサプライヤ ーが主体であるゲーミング・テクノロジーズ・アソシエーションが主催している。