Inside Asian Gaming

2021 年 12月 IAG JAPAN 59 フォーカス 私たちはグローバルな企業として、経済的な観点から、そし て人という観点からもこのコミュニティーへのコミットメントを 示すことが重要であることを理解しており、それが私たちのやり たい事です。 マカオでは製造は安くはありません。製造という点でいうと、 ここでは行わない方がいいと思うに至る理由がいくつもありま す。しかし、企業として自分たちがいる場所を考えると、マカオか らのアジア向け製造を維持することは正しいことであると考え ています。 当社のマカオ統合センターは、同業他社と差別化できる主要 なポイントです。この分野の業界リーダーとして、地元で雇用し 続け、地元の才能を育てることができます。 マカオ経済局が発行するメイド・イン・マカオ認証は、アリスト クラートの製造プロセスのできるだけ多くの部分が現地で行わ れることを保証することによって、マカオ経済に真の価値を創造 しているということを反映している。当然ながら一部原材料は海 外で生産されるため、それは絶対的なものではないものの、地 元の人材とそのスキルを幅広く活用することを示している。 「製品の99%を海外で製造し、最後の1%のみを現地で組み 立てる場合、マカオ製と書いてあるステッカーを単に貼ることは できません。ですので、私たちはマカオでの価値創造を強調する ために、かなり長いプロセスを経ました。このプロセスを完了す るのに約1年かかり、その後、8月にMGMに(メイド・イン・マカオ 認証付きの)最初の注文分を出荷しました」。 2006年の控えめなスタートから、同社のマカオ統合センター では現在、毎日最大50台の電子ゲーミング機を製造しており、そ の製品はマカオ内で流通するだけでなく、フィリピン、シンガポー ル、韓国、ベトナムなどこの地域の他の国々にも出荷されている。 しかしながら、アリストクラートのコミュニティへのコミットメ ントは、単なる製造に留まらない。地元の才能を発展させること

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