Inside Asian Gaming

2021 年 12月 IAG JAPAN 107 展示会・イベント “While some of the floors may be redesigned to help cater for some sort of spacing and social distancing in the format of bank layouts and so on, I have no doubt the ETG product is going to grow.” – Michael Cheers 「一部のフロアが、バンクレイアウトなどの形で、間隔や社会的距離の類に 対応できるように再設計される可能性がある一方で、これからETG製品が 伸びることは間違いないと思う」 –マイケル・チアーズ コ ロナ後の世界では、マカオはどのように見え るだろうか?これは、11月のMGSサミットで 業界の専門家たちが、世界最大のランドベー スゲーミングの中心地が世界的なコロナの 感染拡大から浮上した時に、何が変化してい て、何が変わらないかに関するそれぞれの意見を述べた際に大 きな注目を集めた質問だ。 具体的に、いつマカオが2019年に2,924億6,000万パタカ(4.1 兆円)ものゲーミング粗収益を生み出した街のようになるかに ついての意見は様々であった一方で、特にカジノフロアにおけ る変化は避けられないことについては広く意見が一致した。 サイエンティフィック・ゲームズのアジア地域バイスプレジデ ント兼マネージングディレクターのケン・ジョリー氏は次のよう に語った。 「現在マカオ市場を見回すと、(スロットエリアの)41%~52% の電子製品の電源がオフになっているが、そのフロアが変更・再 調整され、我々が、保健局が何を望んでいるかを理解した時、カ ジノフロアは劇的に変化するだろう。 それはまた、プレイヤーがどれだけの近さを好むかという点 も反映するだろう。その距離はおそらく今までより少し遠くなり、 製品のレイアウトも異なるものになる。背中合わせのバンクよ りも小さな島が増えるだろう。それによって、我々はフロアにあ るすべての製品に再び電源を入れることが出来る」 回復の鍵は、マカオのゲーミングおよび観光事業者が安全な 方法でゲストが動き回ることができるという自信を彼らに与え ることができるかだ。これはすでに中国本土で示されている。観 光客が省間を移動できるという自信を取り戻したために、2021 年上半期に国内観光が100%以上急増した。比較すると、マ カオへの旅客数は、入境制限の頻繁な引き締めと緩和によっ て、2021年全体で大きく異なっている。

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