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2021 年 10月 IAG JAPAN 97 従業員満足度調査 優れた労働環境を創出・維持するためには、IR従 業員満足度調査とフォローアップアクション計画プ ロセスが極めて重要となる。大半のIRが社内で開発・管理され た、不鮮明で、検証されておらず、効果のない従業員満足度調査 を実施している。そしてフォローアップも行われていない。優れ たIR従業員満足度調査およびフォローアッププロセス作成のた めのベストプラクティスは以下の通り。 16 に参加し、それを信頼し、賛同し、そして信用していること が極めて重要だ。 従業員満足度調査は9~12カ月毎に実施されることが望 ましい。 6人以上が所属する各部署、そして6人以上の直属の部下 を持つ各リーダーは、従業員満足度調査報告書、スコア、そ してコメントの抜粋を受け取るべきだ。 全部署およびリーダーには、85%以上といったように一定 以上のスコアを獲得することが求められる。 全部署はフォローアップアクションプランを実施しなけれ ばならない。最低スコアラインに満たなかった人は、従業 員リレーションズと協力し、ファシリテイテッド・ライブミー ティングで所属するチームと問題について話し合い、解決 策を探り、修正に向けたアクションプランを開発・実施しな ければならない。 リーダーは全員、フォローアップアクションプランを実施 しなければならない。最低ラインに満たなかったリーダー は、管理職コーチングセッションへの参加、そして特定され た問題、受け取ったコメントに対処し、個人開発計画に沿 って、改善を達成するための是正アクションプランを実行 に移す必要がある。大半のリーダーがコーチング後に、十 分な改善を見せる。 従業員満足度調査を正しく実施することによって、IRのリーダー たちは早期に問題を特定し、的を絞った是正アクションを取る ことができる。 • • • • • • • コラムニスト 調査の質問の関連性が高く、試験・検証されたものであり、 ベストプラクティスに沿ったものであることが不可欠だ。従 業員の満足度と組織に留まる意思を図るための最高の質 問を決めるのに役立つ、先導的研究から導かれた知識と ベストプラクティスに基づいた従業員満足度調査は、非常 に効果が高い。オリジナルの質問、自由記載欄、そして特定 の作業グループおよびスーパーバイザーIDを追加するな ど、自社のIRに合わせてこれら質問を調整することで、非 常にパワフルかつ正確な調査ツールが完成する。 従業員満足度調査の管理プロセスが、最大限正確かつ、内 々に、そして公正に行われ、確実に従業員がそのプロセス

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