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2021 年 10月 IAG JAPAN 53 オールイン・デジタル 体へのアクセス請求、データ検出およびデータリダクションの 自動実施を組み込むことができ、プライバシーチームはより戦 略的なプライバシー問題およびタスクに集中することができる。 最も広く使用されているプライバシー管理ツール 「One- Trust」の中華圏マネージャー、ロブ・ヒンソン氏はこのように語 っている。 「プライバシー管理プラットフォームは、異なるソースからの 大量のデータストリームがある統合型リゾート事業者のような 大規模組織にとっては極めて重要なツールです。 これらは、多くの場合、様々な法域にわたる顧客の個人情報 が関わっていると同時に、その組織は複数の国のデータプライ バシー法の対象になり得ます。かつてないほどに変化する規制 環境において、最新の規制上の変更に遅れを取ることなく、これ らの義務を管理するためのツールは最も重要になっています」 プライバシー管理の未来 プライバシー管理ソフトウェアおよびツールの導入は、デー タプライバシー管理の合理化を助けてくれるが、モジュールとツ ールの選定は事業特有のデータストリーム、プロセスおよび適 用されるプライバシー法の法域に合わせてカスタマイズする必 要がある。同様に、プライバシーテックソリューションの効果は、 従業員のプライバシー問題の理解に依存しており、プライバシ ーチームだけでなく、その役割において個人情報に接触のある スタッフ全員に関わってくる。新たなプライバシー法要件をきっ かけにした新データプライバシープロトコルおよびデータマネ ジメントに関する従業員研修もまた非常に重要であり、それを 実施することで事業者はデータ保護の手続きの効果的な実施 とコンプライアンスを外に示すことができる。 事実、顧客がますます個人情報の利用に敏感になるにつれ て、事業者は個人データ管理への自社のアプローチを使って、 顧客との間に高い信用を築き、競合他社と差別化することがで きる。顧客が自身の手で、本当に同意した目的のみの使用を管 理・許可できる透明性のあるユーザー中心のプライバシー管理 ツールの提供によって、事業者はユーザーのプライバシー権を 尊重し、顧客の希望を第一に優先することへの強い決意を示す ことができる。

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