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2021 年 8月 IAG JAPAN 87 Both are suffering COVID- related hardship, but both have the capacity, track record and financial wherewithal to raise the funds they need. 財政的に、両社ともにコロナ関連の 苦難に直面しているが、どちらも必要 な資金を調達する力、実績、そして財 力がある。 総評 先月、IAGは長崎でのIR開発を目指す3社の候補者を比較・ 対比し、どの会社がレースを勝ち抜くのに最も好位置につけて いると感じるかについての見解を述べた。今回、ゲンティン・シ ンガポールとメルコリゾーツの2社から横浜での勝者を選ぶこ とは、それよりもはるかに難しい。両社ともに、真のIR企業であ り数千億円規模の施設と何十年にわたる経験、そして専門性の 高いIRノウハウを持っている。 ゲンティンは(表向きは)シンガポールからというアドバンテ ージがある(実際はマレーシア)。それに対してメルコはマカオ を本拠地にしていると見られるだろうが、実際にはアジア全域、 北アメリカとさえも言える。シンガポールモデルこそ、日本が求 めているものではあるが、ゲンティンは実際はシンガポール企 業ではなくグローバル企業で、日本はシンガポールのように振 る舞っていない。だから、日本が求めるシンガポール式の結果 は得られないかもしれない。マカオ出身ということによるメルコ 日本

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