Inside Asian Gaming

2021 年 8月 IAG JAPAN 59 since 1998. However, as of the latest renewal of Macau SLOT’s concession contract in June 2021, the conditions stipulate that the new three-year license which expires in 2024 is non-exclusive. This development opens the window for new operators to enter the sports betting market in Macau, upon successful grant of license. Interest in this may come from the existing IR operators in Macau as they look to broaden the scope of their activities and entertainment platforms in the SAR. The Las Vegas casino sportsbook market certainly provides an attractive model to emulate, especially as Macau itself looks to play host to more high- quality professional sports events from around the region in future. INTEGRATED ENTERTAINMENT PLATFORMS For IR operators to successfully transition to becoming integrated entertainment platforms, a further necessary component is the presence of in-market entertainment assets or partnerships. These primarily act as brand-building and customer engagement tools, which are especially crucial in markets such as China where all onshore marketing for gaming is prohibited. Accordingly, Melco International recently announced a partnership with Chinese developer Agile Group Holdings to establish an RMB4 billion (US$617 million) non-gaming entertainment complex in Zhongshan, China with mixed use including residential, entertainment and hospitality. The new complex will feature hotels, 上記のような効果を目的として、シーザーズエンターテイメン トは2021年4月に英国のスポーツブックメーカーであるウィリア ムヒル PLCを買収し、その後、ウィリアムヒルのメンバーは大成 功を収めているシーザーズ・リワードのロイヤリティプログラム に参加することができ、シーザーズのランドベース及びオンライ ンで認められるステータスを獲得することができるようになって いる。同時に、シーザーズのメンバーは、シーザーズ（預けている 資金）を通してスポーツベッティングとオンラインカジノを利用 できるメリットがある。また最近シーザーズは、スポーツベッティ ング取引サービスを提供するプロフエット（Prophet）とも契約 を締結し、2021年NFLとカレッジフットボールのシーズン前にニ ュージャージー州でプロフェットのP2Pスポーツベッティングネ ットワークbetprophet.coを利用できるようになった。 2020年11月にバリー（Bally）がスポーツベッティングテクノ ロジー企業のベット・ワークス（Bet.Works）を買収、またMGM リゾーツは今年1月に話がとん挫したがスポーツベッティング やオンラインカジノグループであるエンテエィン(Entain)の買収 を試みたことなどから分かるように他のIR事業者にとっての利 点についても失われてはいない。IR事業者がパートナーとして オールイン・デジタル 検討できる事業者の数には限りがある為、IGTプレイスポーツ （IGT PlaySports’）がリゾートワールド・ラスベガスと、ウィンベ ット・ライブス（WynnBET Live's）が、サイエンティフィックゲーム スと提携してるなど、スポーツベッティング企業、スポーツベッ ティングプラットフォームやキオスクの施設内導入を検討する事 業者がいる事を示している。 デジタルの多様化に向けての更なる戦略は、B2Bマーケット で事業展開をしているデジタルゲーミング企業の買収である。 ラスベガス・サンズは先月、経営部門においてデジタルゲーミン グテクノロジー開発への運用投資に特化したデジタルゲーミン グ投資チームを設立したことを発表した。オンラインチャンネル へのサービス内容の大きな転換により、今後大幅な成長が見込 まれる分野である。 マカオでのスポーツベッティング市場 アジアに話を戻すと、マカオのスポーツベッティングは1998 年以来、サッカーとバスケットボールのオンラインまた券売場で のスポーツベッティング・コンセッションと独占権をマカオ・ス ロット(Macau Slot Co Ltd)が握ってきた。しかし、2021年6月の